現在では、原油価格は先物取引市場で決められるようになり、複雑なバランスの 上で価格が決定されていますが、以前はもっと分かりやすい構造でした。
石油メジャーの時代
ガソリンエンジンが発明され、車や飛行機に原油から精製された製品が使われ始めた時代から、 1973年ころまでは、石油メジャーと呼ばれる欧米の巨大石油企業が原油価格を調整していました。
特に、第二次世界大戦後から1960年代まで、石油の生産をほぼ独占状態に置いた7社を セブン・シスターズと呼んでいました。
セブンシスターズ(当時の会社名)
■エクソン (Exxon)
■ モービル (Mobil)
■ ガルフ (gulf)
■ テキサコ (Texaco)
■ シェブロン (Chevron)
■ BP
■ ロイヤル・ダッチ・シェル
OPECの時代
1974年頃から、原油先物市場が開設される1980年代後半くらいまでは、OPEC(石油輸出国機構)が 価格決定権を持っていました。
きっかけは、1973年の第4次中東戦争で、それまで欧米の石油メジャーに頼り切ってきたアラブ諸国の 原油産出国が、『自国の資源を欧米に搾取されてたまるか!』といった考えに変化し、原油価格を 一方的に値上げしたことです。
このときに日本で起こったのが、かの有名なオイルショックです。
オイルショックの背景には、原油に関連した政治的な事件が起こっていたんですね。